介護が必要になったら⑦必要かも?と思った時が合図!ケアマネージャーさんの調べ方4選

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介護が必要になったら⑦必要かも?と思った時が合図!ケアマネージャーさんの調べ方4選

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介護が必要になったら⑦必要かも?と思った時が合図!ケアマネージャーさんの調べ方4選

[おうちで透析 インタビュー 介護が必要になったらどうすれば良いの?⑦]

  • 在宅医療特化型運営コンサルタント 社会福祉士 横森 美和 様

聞き手:

  • 医療コンサルタント 大西 大輔(MICTコンサルティング株式会社 代表取締役)

横森さん: ケアマネージャーについても調べてから相談に行くことも可能です。調べ方が色々あるので、いくつかご紹介します。

まず一つ目が「〇〇市 居宅介護支援事業所」と検索する方法です。ネット検索すると、一生懸命ホームページの情報更新しているような所が上位に来てしまうのですが、まあ出てきます。

二つ目が「介護事業所検索」と検索をします。そうすると厚生労働省の検索サイトが立ち上がります。これは全国版なので、ご自身の見たい都道府県を選んで、地域を選んで、居宅介護支援事業所を選んで検索するとたくさん出てきます。

この中から選ぶわけですが、選ぶ際に誰がいいとか、どこがいいとか分からない場合、ご利用される方の家から近い所など、そういった感じで少し相談に行くのもありかと思います。

大西: なるほど。

横森さん: 三番目が比較的安心かと思うのですが、地域包括支援センターで近隣のケアマネ−ジャーの情報を教えてもらう、という方法です。地域包括支援センターは介護事業者とやり取りしていますので、口コミなど色々なことも考えてくれたり、相談していくうちに「この方に合いそうなケアマネージャーは誰かな」などを提案してくれる方もいらっしゃいます。

四番目は市町村の介護保険を申請するような窓口で事業者リストのようなものを持っているので、この資料を貰って事業者に電話を掛ける、という方法です。ただこれは事業者リストを貰えるだけで、市町村の担当窓口ではあまり紹介などはしてくれませんね。

大西: そうですね。それは利益斡旋になってしまいますからね。

横森さん: そういうことです。そのため市町村の役所の人は「このケアマネは良いよ」などとは言ってくれませんので、リストだけ貰うということにとどまってしまいます。

大西: 市区町村の担当に「いい人教えてよ」と言っても、「そういうのは私できませんので」と断られますね。

横森さん: そうなります。そのようなわけで、三番目、地域包括支援センターで教えてもらうのが良いかと思います。ただそこまでちょっと時間を割けない、という時には、知り合いのケアマネ−ジャーを探したり、先程の検索ツールを使うなどしてケアマネージャーにアクションを取るというのも手です。

大西: 凄く勉強になりました。最後にまとめをお願いします。

横森さん: そうですね。相談しようと思うタイミングに関しては、「必要かな」くらいのタイミングで相談していいと思います。「なんか最近、親と話していて全然話が噛み合わないなあ」などと思ったら、少し早めに動いた方が良いと思います。

大西: これは(介護の)程度によって見直しができるんですよね。

横森さん: はい。そのようなこともあり早めに動く事が大事ですね。

私の話になりますが、祖父が介護保険を使う段階になったとき、祖父はすごい認知症だったんです。体はバリバリ元気で病院なんて今までかかったこともなく、通院したこともないという人でした。

それが80歳半ばで、「もうそろそろだな。主治医意見書を書いてほしいな、誰か先生いないかな」ということになり、無理やり精神科に連れて行ってしまいました。でも祖父にすると「何で俺がいきなり精神科なんだ!」ということになりますよね。

大西: 怒りますよね。

横森さん: そのような例もあるので、本当に必要になるギリギリまで待つのではなく、「必要かも」と思ったらできる限り早めに行動するのが良いと思います。私の祖父の場合は、主治医もかかりつけ医も何にも無かったので、結構強引にやってしまいましたが、本人は満足していなかったかもしれません。

大西: 元気だったんですね。

横森さん: そうですね。普通の方は風邪ひいた時に行く自分のお医者さんみたいな場所があると思うので、そういうところに行くだけでも、まずワンアクションとしては正解で、早めに動くということが大事です。

あとは一人で抱え込まないことですね。

大西: 相談相手を見つけることですね。

横森さん: はい、一人で抱え込まないでください。

それから三つ目は、地域独自のサービスなどもあるので、その地域の分かる人を頼る、ということも大切です。これは地域包括支援センターが適しています。

今、私はこのように話していますが、私は、私の住んでいる地域のことは詳しいかも知れませんが、例えば沖縄や北海道などと言われると、分かりません。沖縄と言っても広いので、沖縄県の〇〇市の〇〇町とかそのようなレベルで地域の情報を知ることが必要です。東京で言えば、例えば世田谷区であれば世田谷区独自のサービスなどがあったりするので、その地域のことを分かる人を頼らなければダメです。

正確な情報が必要なので、「親戚のおばちゃんが北海道に住んでいるから聞いてみよう」「あのは人介護保険を使っていたから聞いてみよう」などということを行ってはいけません。基本的には地域包括支援センターを探して、そこの相談員に相談をする、もしくは地域のケアマネージャーに声をかける、ということが大事です。

大西: 横森さんありがとうございました。私も少し肩の荷が下りたかなという感じで聞かせて頂きました。やはり地域独自で、それぞれ情報が違うと思いますので、是非地域包括支援センターにお問い合わせいただいて、抱え込まない、これが大事なんだな、ということが分かりました。

改めて横森さんありがとうございました。

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