腹膜(ふくまく)

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腹膜(ふくまく)

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「腹膜」とは、肝臓や胃、小腸、大腸など腹部の臓器を覆っている半透膜のことです。腹膜全体を広げると、その表面は約1.7~2.0㎡程で、ほぼ体の表面の面積と同じ大きさです。腹膜には全体に毛細血管が網の目状に無数に走っています。腹膜透析では、この腹膜を半透膜として、一種のろ過フィルターのように利用します。この半透膜とは、水分や毒素、電解質だけを通す膜のことです。腹膜透析では、腹膜で囲まれた閉鎖空間である腹腔に透析液を一定時間貯めて、ゆっくりと時間をかけて、腹膜を介して血液をきれいにして行きます。血液透析のダイアライザー(ろ過装置)の透析膜は交換することが可能ですが、腹膜透析の腹膜は体の一部ですから交換することはできません。
そのため腹膜は一定期間以上は利用できないとされています。

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