セカンドSDM⑤腹膜透析の課題について

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セカンドSDM⑤腹膜透析の課題について

[おうちで透析 インタビュー セカンドSDMとは⑤]

  • 医療法人明洋会 理事長 柴垣 圭吾 様

聞き手:

  • 医療コンサルタント 大西 大輔(MICTコンサルティング株式会社 代表取締役)

大西: その中で今、実際に腹膜透析に関する発信活動をしていて、時代が変わってきたという感覚はありますか。

柴垣先生: 国としては、今後の透析医療のあり方として、腹膜透析をやってもらいたいというのはもう明らかです。

現場で理解されて、現場での仕組みに落とし込まれて普及してくというところまでは、まだ到達していないかと思いますが、国はそういう方向にしてもらいたいと考えている、ということですね。

その中で我々は先駆けでやっていきたいと、先駆けてやってくれることを国も望んでいるのではないかと思います。

大西: 腹膜透析を推進する中で何か課題と感じることはありませんか。

柴垣先生: もう本当に一言では言えないぐらい色々あります。

患者様が動ける限りにおいては、血液透析でも何の問題もないと思います。腹膜透析は、これまではだいたいは病院に全く問題なく通院できる方を対象にした透析がメインでした。

しかし、今後国がやってもらいたいのは、むしろ通院が困難になった高齢者への透析の選択肢として、在宅での腹膜透析を推進してもらいたいという思いがあり、そこを我々が実践していきたいと考えています。

大西: PDファースト、PDラストの考え方ですね。

柴垣先生: PDファーストというのは、これまで日本で行われてきた考え方で、ファーストSDMで腹膜透析を選んだ方のケースになります。

また、非常に高齢になられてから透析を始められる方も、ファーストSDMで血液透析にしますか、腹膜透析にしますか、という選択を考えることになります。

そして、もっと大多数のすでに血液透析を始められている方が、今後だんだん足腰が弱って通院が困難になってくるというステージにおいて、入院の血液透析を選ばれるか、在宅での腹膜透析を選ばれるかといったことを考えることなり、これがセカンドSDMという考え方です。これは国の方針でもございますので、徐々に進んでいくのではないかと思います。

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